病院で説明を受けるとき、あまりなじみのない医学用語に戸惑うことも多いはず。
かといって何でもかんでも聞き返すのはためらわれるし...そんな時、このページをのぞいてみて下さい。
イマイチわからなかった言葉の意味が見つかるかも?
また、この言葉どういう意味なの?と言う疑問のある方、掲示板や事務局宛のメールでお寄せ下さい。
できる限り調べて、このコーナーで取り上げさせていただきます。
・腸閉塞(ちょうへいそく)
腸のどこかで、通り道が詰まってしまい、内容物(食べたものというか便というか^_^;)が送られなくなった状態のことです。イレウスと言う呼び名もあります。
本当に腸の一部が閉じて塞がってしまっている場合と、内容物が一箇所にたまりすぎて通りが悪くなっている場合とがあります。
また、開腹手術を受けている場合は腸が腹膜に癒着してしまったことにより折れ曲がって通りが悪くなっていることもあります。
治療としては、閉塞の原因を取り除くこと。腸の一部が閉じている場合は、手術が必要になります。単に通りが悪いだけなら、たまっているものが取り除かれれば自然に治ることもあります。
まず、鼻から胃や十二指腸に向かって減圧チューブを挿入し、たまっている内容物を吸い上げて経過を見ることが多いようです。
ヒルシュや類縁疾患の初期症状として現われた場合は、人工肛門造設などの処置が必要になる場合が多いです。
・人工肛門(人工肛門:ストーマ)
何らかの理由でお尻からの排便が困難なとき、便を体外に排出するルートを確保しなければなりません。
人工肛門とは、排便のためのルートとして、腹壁に穴を開け、腸を少しひきだして固定し、そこから便がでるようにする処置のことです。
腸を体の外に出して大丈夫なの?という疑問も湧きますが、腸の内側の粘膜は、口からつながっているところ。つまり、外界とつながっているのです。ものを食べるときに飲み込んだ空気も通過するし、粘膜の部分が外気にさらされることについては問題ないのだそうです。
人工肛門から排出された便の始末ですが、昔はガーゼをドーナツ状に切ってあてたり、おむつなどを当てていたため、便が漏れて服を汚したり、人工肛門周囲の皮膚に便が付着してしまい、ただれることが多かったそうです。
現在では、装具が発達しストーマ(人工肛門)の周囲に皮膚保護剤を貼り付けてから、パウチと呼ばれる便を受け止める袋を装着することで、日常生活が支障なく過ごせるようになっています。
ストーマ用装具については、様々なタイプのものが開発されており、体型や症状・人工肛門の形状などによって使い分けることも出来ます。
・糜爛(びらん)
俗に言う「ただれ」です。手元の辞書をひもといてみると、「表皮、粘膜の表面が欠損した状態」を言うそうです。オムツかぶれのひどいもの、と言えばわかりやすいでしょうか。
漏便などが多いと、お尻がこうなって可哀想ですよね!ちなみに、ただれが真皮・皮下組織等に及ぶものは「潰瘍(かいよう)」と呼ばれるそうです。
・IVH(アイブイエイチ:経中心静脈高カロリー輸液)
腸の機能に問題があったり、術後しばらく絶食しなければならない場合、点滴で生命を維持するのに必要な栄養を補給しなければなりません。そういった場合の点滴は、手足などの末梢の細い血管では、輸液の内容が濃いせいかダメなようです。
大人の場合は、頚静脈が利用できるので局所麻酔等の簡単な処置でも行なえますが、半永久的な場合や血管の細い小児の場合は心臓に近い静脈にカテーテルと呼ばれる管を挿入しなければならないため、全身麻酔下の処置となります。(そうでない場合も?)
乳幼児の場合、24時間継続しての点滴を続けると、肝機能などに影響が出る副作用があり、長期にわたる必要のある場合は、昼間はロックして夜間のみ点滴を行なうと言った方法が推奨されているようです。
「TPN--(完全)静脈栄養--」と言う用語もあり、用語の使われ方を見ると、大体同様の処置をさしているものと思われます。また、TPNを在宅で行なう場合は「HPN--在宅静脈栄養--」と呼ぶのが一般的(学会内では?)のようです。
・在宅静脈栄養(HPN)
このHPNというのは、退院してIVHを在宅で行なうことです。
患者の状態が比較的安定し、家庭での受け入れ態勢があると判断された場合に在宅に切り替えることになるようです。といっても、24時間の点滴が必要な場合は肝機能等に影響が出やすいので細かくチェックする必要があったり、ケアする家族の負担が大きいことなどから、入院で行なうことになると思います。輸液の入手は院外処方で行い、輸液ポンプもその院外処方を扱う業者からレンタルすることが多いようです。病院によってはポンプの購入をすすめるところもあると聞きますが、メンテナンスの問題もあり、レンタルするのが無難なようです。(病院からの貸し出しを受けているケースも)
・胆汁(たんじゅう)
消化液のひとつで、肝臓から分泌されます。胆のうは胆汁を作る場所ではなく、貯めておくところ。
十二指腸の辺りに胆汁の出口があって、消化物と混ぜられます。
胆汁に含まれている胆汁酸は、脂肪の消化吸収を助けます。
ヒルシュや類縁疾患の新生児期に現われる症状に、胆汁性嘔吐と言うのがあります。
これは腸管が通過障害を起こしているために十二指腸で分泌されている胆汁が逆流しているのではないかと思います。
内容について疑問点・お気づきの点がありましたらご連絡下さい。
掲示板または事務局まで
このページの先頭に戻る